美濃湖のレンカク生態観察ツアー

撮影:Carter

【◎Winnie ◎翻訳/有田夏子 ◎撮影/Carter】

「鳥界のイクメン」ことレンカクは、オスが卵を溫めヒナを育てることで有名だ。レンカクが発情期を迎える春から夏、美濃湖はもっとも活気に満ちた季節を迎える。

撮影:Carter

このような貴重な自然風景が、かつては失われかけたことがある。レンカクも、レンカクと共生する植物であるスイレンも、環境の変化によってともに絕滅の危機にさらされたのだ。だが、2017年より美濃の溼地生態を取り戻そうとする民間運動が起こり、政府の協力のもとで保全が進められた。そして、2024年には「レンカク保護連盟」と農業組合が連攜し、保全・観光・農業の一體的な価値向上を目指す生態ツアーや観光教育が始められた。

撮影:Carter

撮影:Carter